その資料、毎回添付していませんか? CodexとWorkers AIで減らせる手間

NEW10月9日公開
ブログ / AI業務活用📅 2026-10-09由井辰美 / AI相談

※内容は運営者が考え、AIで整えています。

参考資料を使う作業環境と、アプリ内で下書きを作る流れのイメージ
資料を渡す準備から、アプリでの下書き作成まで。挿絵は説明用のイメージで、実際の操作画面ではありません。

AIに仕事を頼もうとして、まず資料を探す。 前にも渡したファイルを、もう一度添付する。 そして「うちでは、こういう書き方にしてください」と説明する。

便利なはずのAIなのに、その準備に意外と手間がかかっていませんか。

最近、「これは使える」と思った機能が2つあります。昨日のやり取りでも、お伝えしておけばよかったと感じたものです。

ひとつは、Codexに参考資料のフォルダを追加すること。 もうひとつは、自分のアプリにAI機能を組み込むこと。

どちらも、普段繰り返している作業を減らすヒントになります。

参考資料は、毎回添付しなくてもいい

資料や写真をまとめたフォルダを作業環境から参照するイメージ
よく使う資料の置き場所を、プロジェクトに追加する。

例えば、お店の案内ページを作るとき。

商品説明は資料フォルダに、写真は画像フォルダに、過去の告知文はまた別の場所にある。必要なものを探して添付するだけでも、少し時間を使います。

Codexでは、「プロジェクトを編集」から、参考にしたいフォルダを追加できます。 アプリやサイトの作業フォルダとは別に、資料や写真のフォルダをひも付けられます。公式のプロジェクト設定ガイド

すると、例えばこんな頼み方ができます。

参考資料フォルダのサービス案内を確認して、初めてのお客様向けの紹介文を作ってください。写真は画像フォルダから候補を選んでください。

必要な資料の場所を伝えて、そこを参照しながら作業してもらうわけです。

フォルダを追加すると、中身をすべて自動で覚えるという意味ではありません。「何を参考にして、何を作ってほしいか」は伝えます。

それでも、毎回ファイルを選び直して添付する手間が減るのは、地味に助かります。

過去に作った資料や写真も、次の仕事に使いやすくなります。

いつものお願いは「AGENTS.md」にまとめておく

AGENTS.mdにプロジェクトの基本ルールをまとめるイメージ
繰り返すお願いを、プロジェクトの基本指示にまとめておく。

資料と一緒に、仕事の進め方も伝えておけます。

Codexには、作業の基準となる「プライマリフォルダ」があります。新しいチャットの開始場所や、プロジェクトの設定を探す基準になるフォルダで、変更もできます。公式の説明

そして、プロジェクトのルールを記しておけるのが、「AGENTS.md」というファイルです。AGENTS.mdの公式ガイド

名前は少し難しそうですが、書く内容は普段のお願いで構いません。

例えば、こんなルールです。

文章は、専門用語を避けて分かりやすく書いてください。
日時や料金は、必ず元資料を確認してください。
分からない情報を推測で補わないでください。
参考資料の原本は、依頼がない限り変更しないでください。

毎回同じことを説明する代わりに、基本のお願いをまとめておく。

資料の置き場所と、仕事のルール。この2つを整えるだけでも、AIに頼む準備が変わります。

アプリの中に「文章を作るボタン」を入れられる

アプリの入力欄から文章の下書きを作り、その場で確認・修正するイメージ
入力、下書き作成、人による確認を、同じアプリの中で進める。

もうひとつは、アプリを使うときの手間を減らす話です。

例えば、告知文を作るためにAIサービスを開き、必要事項を入力して、できあがった文章をコピーし、元のアプリに戻って貼り付ける。

この往復をしているなら、アプリの中で下書きを作れるようにする方法があります。

Cloudflareの「Workers AI」は、アプリに文章生成などのAI機能を追加できる仕組みです。

例えば、イベント名・日時・場所を入力して「告知文を作る」ボタンを押すと、下書きが表示される。利用者は、その場で内容を確認して直せる。

そんな機能を作れます。

CloudflareのWorkerから、対応するAIモデルを呼び出します。Cloudflare内の接続設定である「バインディング」を使えば、Workers AIの呼び出し用にAPIキーを別途用意する必要はありません。Workers AIの公式導入ガイド

Codexには、例えばこう依頼するイメージです。

Cloudflare Workers AIを使って、このアプリに「お知らせ文の下書きを作る」機能を追加してください。入力した情報をもとに、分かりやすい日本語で文章を作り、人が確認・修正してから公開できるようにしてください。

ここで、Codexは機能を作る役割。完成したアプリの中で文章を生成するのは、Workers AIで呼び出すAIモデルです。

初期設定や動作確認は必要ですし、APIキーが不要でも利用料金や上限の確認は必要です。それでも、普段使っている画面の中で作業を終えられるのは、便利な使い方だと思います。

なお、Codexそのものを自作ツールに組み込む「Codex App Server」という別の仕組みもあります。こちらは会話履歴や承認なども扱う開発者向けのもので、安定版APIと実験的なAPIが分かれています。Codex App Server公式資料

最初は、繰り返している手間をひとつ減らす

資料を参考に下書きを試し、役立つ作業をアプリの機能にする順序
まず一件の下書きで試す。役立つと分かったら、アプリの機能にする。

資料を探して、添付する。 毎回同じルールを説明する。 AIが作った文章を、別の画面へコピーする。

一回なら気にならなくても、何度も繰り返すと時間を使います。

今回紹介したのは、その繰り返しを減らす使い方です。

まずは、よく使う資料のフォルダをCodexに追加して、こう頼んでみてください。

このフォルダの資料を参考に、次のお知らせの下書きを作ってください。

そこで役立つと分かったら、次はアプリの中にボタンを作ることを考える。その順番なら、必要な機能も見えてきます。

いつもの手間を、ひとつ減らす。

身近なところから試すと、AIの便利さを仕事の中で実感しやすくなります。